「……それはつまり、君ィ。僕は右翼の青年の様に楽になりたいと」
「楽なんですか?右翼は」
「ギチギチの入れ物程、入ったら楽なもんはないらしいで」
「はあ……」
「そんな意味では、ギチギチなら左でもいいんかというと、様式美がわかりにくい」
「ううん」
「いや、別に右翼になれ言うてるわけちゃうで、入れ物のハナシや」
「入れ物っすか」
「ギチギチのプログラマーのな」
「どんなんすか」
「それを作るんでしょうが、自分で。自分で作って自分が入るんですよ」
「入って楽になると」
「様式美やで。でも、柔軟性を失ったら駄目よ」
「ギチギチの柔らかい入れ物っすか」
「そう」
「うー」
「右翼ちゃうねんから、その辺期待したらあかんわ、自分でやれ」
「えー」
叩き方が違うと、製品は違ってくる。
「小耳「入れ物」」への5件のフィードバック
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まぁ、入って一番楽なギチギチの入れ物と言えば棺おけなわけだが
これもやっぱり、自分で作って自分で入るんやな。……。
そしてついでに墓穴も掘る、と。
前の職場で、中国輸入の柩のパーツを組んでみて自分で入ってみました(あくまで仕事の一環で)。164cmのおいらがきつきつでした。意外と小さいもんですよ。
やっぱりなんでもついでが大事よね。ペロはそのキツキツの場所で、ついでに何をしたかについて、後日、拷問してでも期待どおりの真実を訊くから、そのつもりで(笑)。