攻殻機動隊

9課皆捕まり、フチコマも全滅。草薙は頭打ち抜かれるの回。
いかんなあ。先週の記憶がもう薄い。えー。撤収の命令を、先週よりを大っぴらに無視して動く部隊に呼応してる『委員会』があるんですか？今週も絶好調の、「裏」のインフレ、勘弁して欲しい。それとも、見逃した最初の数秒で、何かあったのか？
AIの個性の獲得。自我と自己犠牲。人間は自己同一性の確認のために、外部の何かに頼る。センチメンタルな漢字。
えー。物欲によって並列化されたフチコマに対して、自己同一性を問うというジャブをかまし、ジャブなのにぐらっときた脳に、なにかとセンチメンタルを吹き込んで、現実とバーチャルの境にアヤフヤにして、あなただけのオリジナルといった触込みで、高価なプレミア物を買わせてしまおうという策略です。ジャンルや萌えの対象を変えても、ずっと持っていられるものが必要だと、そう説いているわけですな。
なので、くれぐれも、死を体験できてよかったなあと。ライ麦ポケットに入れて、有名人撃ち殺す様な真似だけはするなよ。と。莫迦。ひょっとして、この時期に合わせたこの放送は、選挙の投票率を下げようという策略かもしれない。……遠い（笑）。
悔しい。折角作業の手を止めて見たのに。つまらなかった。
つまらなかったついでに、エンディングからの、来週の美しい展開を幻視するなら……。釈放されたか、協力者が出してくれて、サクッと笑い男化したトグサの特攻に合わせて開く、イシカワなんかがその辺に撒いた情報の花。花を見て義憤にかられた電脳引きこもり達（笑）が書を携えて街に出、ゴーストにささやきかける草薙の声に後押しされて、皆で、逆噴射笑い男。
今回のバドー、フチコマ、草薙が、今度は、トグサ、オタク、草薙と、つまり、自我を持ったフチコマを、今度は事実に気覚いた大衆に置き換えての変奏がくるわけです。
合い言葉は自我、青春、特攻。
と、このぐらいの読みなら、来週はきっと……。草薙は声だけ、あとは全員生きて再結集なら、プロデューサーは神（笑）。
って、これ、もうDVD出てるんだっけ。見てしまった人の、答えあわせによる労力の早期軽減希望。