某所のドトールの大テーブル。
携帯で電話する彼の会社では、サイボウズを使っているそうで、同じ部署の誰かに、自分の『行き先案内板』に何か書き込みをしてもらうために、アカウントとパスワードを教えています（笑）。
彼は、小さなメモ紙とボールペンを持って、何やらグリグリやりながらハナシをしているんですが、ブラウザのホームページはサイボウズになっているとのこと。アカウントとパスワードは、PCと同じだそうで……。下の名前を漢字で書くと……。
流石にパスワードは聞き取れなかったけれど、客先に出発した彼の少し後で、店を出るべく、器を返却口に返しに行くと、彼の使っていた灰皿には、クシャクシャにした小さなメモ紙。
書き込みお願いしていた電話の相手の苗字と、彼の下の名前と、パスワード、書いてありました。
書くもの持って電話していると、つい、自分の喋ったこと、相手の喋った事、書き留めてしまいます。
彼がこれから行く先に、電話した時に、なんて会社の誰さんか、きちんと名乗ってました。
なんだかんだいっても、世の中、まだまだおおらかです。