http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20040920k0000m040118000c.html
宅間と入籍した女が、宅間からの伝言を伝え、天使の墓にも畜生の墓にも、等しくツバをはきかける姿勢。
女性はメッセージの中で「(宅間元死刑囚の)取り返しのつかない大罪をおわびします。入籍の際、不快な思いを抱かせたとしたら、おわびしたい」と被害者の遺族らに謝罪した。そのうえで「(元死刑囚には)変化が見受けられた。せめてもう少し会話する時間がほしかった。贖罪(しょくざい)意識を引き出せぬまま終わってしまい、ざんきの思いに堪えない。力不足でした」と述べた。
わからない。人間に復讐といやがらせして死にかかった畜生は、願いを叶えて、あろうことか人間の法に裁かれ、人間扱いで人間として死んだ。
飼ってもいなかったペットの粗相を、一体、誰に向かって謝罪し、何に対して力不足で、慚愧の念とか抜かしているんだろう。畜生がやがて人の心を得、贖罪の意識が出た暁に吊るという壮大な計画だったのか、時間をかければ、畜生でも罪を悔いる、だから死刑には反対すると、そんな宣伝に利用する計画だったけど、国家権力に阻まれ、自分の力も不足していたから慚愧の思いなのか。
「宅間はやっぱり畜生でした。こうなった以上、天使達のお父さんお母さんは、犬に噛まれたと思って諦めてください。宅間を人間にできなかった。私の力不足でした」って、そういうことなら、どう見ても余計なお世話だ。
何にしても、畜生は畜生のまま、分不相応な人間扱を受けてなお、人間を呪いながら死んだ。その事を改めて宣伝することにメリットを感じる意識集合が、この世には存在すると、そう認識した。
ううん。日経では、こんな感じ……。
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20040920AT1G1901719092004.html