例のアニメーション、ゲド戦記の挿入歌、「テルーの唄」の歌詞が萩原朔太郎の詩「こころ」の構成をそのまま使っていて、これはもうパクリだと。詩人の荒川洋治が「諸君!」の11月号でぶちかましているそうで、流石は荒川洋治と、かなりへぇ〜となったものであります。
http://www.mainichi-msn.co.jp/entertainment/manga/manganews/news/20061021org00m200001000c.html
荒川さんは「道行くふたりという人物設定、状況、空気、語調は、たいへんにている。構成もにている」と指摘する。
荒川さんは、宮崎さんがインタビューで朔太郎の詩を参考にしたことを明らかにしていることや、「ゲド戦記」の公式サイトでも「こころ」を「参考資料」として掲げていることを認めた上で、「問題がある」と批判。「『作詞・宮崎吾朗』とすることに、少しのためらいも感じなかったのだろうか。ここは『原詩・萩原朔太郎 編詞・宮崎吾朗』とでもするべきではないか」と主張する。
荒川さんの主張に対し、映画を製作したスタジオジブリは「一切ノーコメント」としている。
【米本浩二】
著作権問題に詳しい日本文芸家協会副理事長、三田誠広さんの話 表現を微妙に変えていて、「こころ」の盗作とは言い難い。しかし、朔太郎の詩がなければこの歌詞が書けないことは明らか。モラルの問題として、朔太郎への感謝の言葉を入れるべきだ。ネットなどには出ているというが、シングルCDの購入者には分からない。先行する芸術への尊敬の気持ちが欠けている。
先行する芸術への尊敬の気持ちなんて、言わずもがなな作品じゃないすか。
ミソ、付き尽きないところで、次回作のハナシとか聞こえて来ないかなぁと、逆に突き抜けてしまった野次馬根性であった。