御宿かわせみ修行『幽霊殺し』

5巻に突入。
東吾の軽口にるいの悋気という転換パターンがあったが、初めて、源三郎にまで矛先が向きかける。
東吾とるいのからみによる転換のパターンに比べて、単調になりがちだった所に、目立つバリエーション。しかし、これはアリか？
展開の中で物語内の時間が少し戻っている作品がある。少し時間を怪しくしている感じで得られる効果について、少し考えてみたい。

収録作品
・恋ふたたび
・奥女中の死
・川のほとり
・幽霊殺し
・源三郎の恋
・秋色佃島
・三つ橋渡った