CDを管理したら音楽業界は潤うのか

投稿者: | 2004年5月18日

http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0405/17/news054.html
レンタルショップで借りた某CCCDLinuxで普通に再生できたので、くだらないなあと思いながら、そのCDもくだらなかったので、購入にもコピー(笑)にも至らなかったのだけれど、PCの使用者の意図に反して勝手にHDのデータ書き換える違法なプログラムがCCCDに入っているというのは、既に周知の事実。犯罪行為をしてまで潤っていたいなら、バスチーユにゼリーのプールでも作って浸かっていればいいのに。
安易な共感を売る商売の人々が考える事なんていうのは、より多くの羊を囲い込む事。ともすれば柵から出てしまったり、管理にコストがかかったりする羊というのは囲う立場から見れば邪魔なわけで、そんな羊はとりあえず排除したいと考えるのは、むしろ健全に利益を追求している証拠。しかし、こんなビジネスマンのビジネス上の選択には、アーティストは、あまり関係が無いんじゃないかと思うんだけれど、全国の皆に私の歌声を有料で届けたい人の歌声は、アートの志だけでなく、ビジネスと直結していて、そんなものでも安易に共感してしまうのも、にんげんだもの。消費者の悲しいところ。
レコード会社が潤わないと、音楽やっている連中まで金が行かないから、皆こらえなさいって、自分達が商うものの最初から最後までをケアする気合に満ち溢れた、素晴らしい自負だ。ここまでの堂々たる選択をしたのだから、失策のツケを余所にまわすような真似はしないと信じることもできる。
釣りには釣られてナンボという生き方もあるのかと、思ってみたりもするけれど、これまで、思う存分釣られて、ボロボロになったことの無い俺には、ちょっと理解できないハナシ。
……散財できる程稼いでいないだけか。CCCDが再生できてしまう様なOSを使っている段階で、囲い込みの対象にすらしてもらえない埒外の分子ってことだな。ちょっと待て、なんだよ。社会の一員として認めろよ。俺だって羊ちゃんだい!メェー!コンチクショウ!バスチーユへ!

コメントを残す