行って戻る。

投稿者: | 2004年3月27日

家人と待ち合わせで神保町へ。
半蔵門線車内で、三越前から乗車してきた親子連れ。向かいに座るなり、小学校にも行かない年ごろに見える息子にコンビニおむすびを広げて食べさせる。母親のヒザにはもう一人、女の子。意見しようかと思ったが、なにぶん剃りたてのスキンヘッドに、ヒゲが多めに残っている駄目風体。親子連れの隣に座る婆さんと、呆れ顔交わすにとどめる。マナーとかそんな事以前に、公共の場でダダ漏れでサイン撒き散さないでほしい。無防備な人達だ。
三省堂ベケットの「マーフィー」。id:shaberiba-nhkの反動の様に思われ、わかりやすく出たりひっこんだりする自分に気覚いて苦笑したのは、家人に「何買ったん?」と問われてからだった。
何もしたくなくなったので、強引に約束を反故にし、途中で一服しながら、歩いて帰宅。
歩いているうちに、飲む心の余裕はできた。あくまで軽く済ますために、カフェは無いかと探していたら、人形町の『Prêt à goûter』。パン屋。コーヒーも飲める様なので入ると、クロワッサンがとんでもない拾い物。美味すぎた。但し、これはカフェオレではなくカフェラテ。満足のまま、水天宮『手羽唐・一歩』美味。
向こうのテーブルには、犬のブリーダーつながりの二人連れの男女。犬の躾、品種による感性や賢さ。餌の風味が犬に与える影響。二人は、特に男の方は、犬を愛でる事にプラスして、ブリーダーとしての自分たちの格について考えている。男には、目標とするブリーダーが居て、男にしてみれば、そのブリーダーは「犬じゃなくて、ポルシェを転がしているディーラー」の域だそうで。わかんねえよ。最後まで張り付いて、変化しはじめていた女の反応を最後まで見たかった。
気分良く徒歩帰宅。

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