剣呑な家

投稿者: | 2004年2月14日

後輩が4月から仕事で東京に来る。最初亀戸界隈に住んでいる別の後輩と同じアパートに空き部屋が出るので、そこを借りようとしていたが、その後輩の知りあいの霊感女に強く止めらたそうだ。
実は、今そのアパートに住んでいる娘も、そこに越してから心のバランスを崩し、髪が抜け、それを気に病んだ彼氏と別れるに至ったという。現在は、一応回復を見、それを重い笑い話で語るというなんともいえない状態。しかし、これは稀にあるハナシ。身を削って得るネタは素晴らしいという見解でスルーできる。
問題は彼女の実家。3人暮らしなんだが、新聞の集金の人は度々、既に亡くなっているお婆ちゃんを目撃。というか、集金の人の認識では耳の遠いお婆ちゃんが居るということになっている(笑)。ある日、彼女が近所の人に呼び止められ、「最近、家族増えはったん?」と問われたが、無論そんな人は居らず、これも謎。近所では長らく、彼女がイメチェンをして、「なんや、すらっとしはって、イメチェン成功やねえ。流石に年ごろの娘さんやわあ」ということになっていたんだが、どうも、イメチェン前のいつもの彼女も度々目撃するので、徐々に違和感が蔓延はじめていたとのこと。
件の霊感女によれば、あんたの家にはその女と、もう一人、男が居るとの事。本人達は何の問題も無く生活しているので、被害者は近所の人々?本人達に見えなくて、近所の人が見るんだから、遊びに行ったら見れるかもしれない。
しかし後輩。そういう大事な事は早くおっしゃいよ。そんなわけで、今度遊びに行くと決定。
明日は一緒に部屋探し。あらぬ期待は高まる一方で、これがまた……(笑)。

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