珍しく、朝っぱらにタカキから電話が入った。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/culture/75046.html
川村二郎さん死去 文芸評論家 伊藤整賞の選考委員も 80歳(02/08 14:01)
伊藤整文学賞の選考委員を務める文芸評論家でドイツ文学者の川村二郎(かわむら・じろう)さんが七日、心筋梗塞(こうそく)のため横浜市港北区の自宅で死去した。八十歳。通夜は十四日午後六時、告別式は十五日午前十一時から、いずれも同区菊名二の一の五、妙蓮寺斎場で。喪主は長男、建(たける)さん。
一九二八年(昭和三年)、愛知県生まれ。東京大独文学科卒。名古屋大助教授を経て、都立大教授。ホフマンなどドイツ文学の幻想性などを研究。六六年「保田與重郎論」で文芸評論家としてデビューした。
六九年、初の評論集「限界の文学」で亀井勝一郎賞。七四年には泉鏡花ら幻想的な作風の近代作家を論じた「銀河と地獄」で芸術選奨文部大臣新人賞を受けた。九二年、ドイツの批評家ベンヤミンらの作品に光を当てた「アレゴリーの織物」で第三回伊藤整文学賞を受賞。九七年から同賞選考委員を務めていた。八四年「内田百☆論」で読売文学賞。同賞と野間文芸賞の選考委員も務めていた。日本芸術院会員。
七日朝、自宅居間で本を読んだままの状態で発見されたという。長女(56)は「夜通し本を読む習慣だった。急だったが、父らしい死だったのではないか」と話した。
川村さんが選考委員を務める「伊藤整文学賞の会」会長の新谷昌明前小樽市長(79)は「川村先生は小樽にも度々いらしていました。偉ぶらないお人柄。選考委員は長年務めていただいたのに、本当に残念です」と故人をしのんだ。
☆は、もんがまえに「月」
それらしい死。
酔っぱらって「松田優作で生まれたかった」と漏らしたことは忘れないけれど、十分かっこつけ過ぎ。
何か読み直します。