読書」カテゴリーアーカイブ

居眠り磐音

家人の伯母さんからごっそり貰ってきた。最新刊まで、30巻。 読む?と言われて、二つ返事で返したものの、ここまで巻を重ねているとは知らなんだ。 漫画の速度で読み飛ばせる割に、パターンの絵が数種類しかないため、ちょっと単調で… 続きを読む »

すずしろ日記

山口晃、作品はともかく、すずしろ日記はやっぱり大好きだ。 いや、作品も決して嫌いではない。 単に、すずしろ日記が俺のツボに入りすぎるだけだ。素晴らしい。 それにしても、まとめ読みできるなんて夢のようだが、折角まとめるんだ… 続きを読む »

ノパルガース

おいおい。久々のジャック・ヴァンスがこれかよ。と、一気読みしてから捨て台詞。 クローネンバーグ辺りが、適当に映像化してくれれば丁度良い感じと思われ。 それにつけても、『大いなる惑星』読みてぇ。と、思いつつ、思わず魔王子シ… 続きを読む »

慶次郎縁側日記

最近、慶次郎縁側日記、文庫版を一巻からゆっくり読んでいる。 なんともいえないところで、すぽんと放り出す感じが、たまらなく素晴らしい。 文章なので、受け取ることのできる情報の質は違うのだけれど、個人的には多田由美の漫画が江… 続きを読む »

屍鬼

ブックオフで文庫版を拾う。丸めて800円。思えば小野不由美読むの始めてですが、なんでしょうな。 そんなに方々で面白いって褒める程のもんか?と、思いながら、苦行っぽく消化中。 単に活字舐めて目を動かすだけでも、そんなに支障… 続きを読む »

雪山飛狐

なんだかんだで、ちんたら金庸読んでいるうちに、残るは飛狐外伝と鹿鼎記と短編ぐらいになってしまいましたが、ケーブルテレビでやっている雪山飛狐のドラマ、そもそもあんまり整合してない風の本編と外伝をベースに作られているというの… 続きを読む »

津野裕子『一角散』

津野裕子、8年ぶりの新刊! 日曜にamazonで発見し、24日発売と見て思わず本屋をかけずりまわるも、発見できず。 大人しく注文。本日到着し、そのまま堪能。 つうか、富山県の書店は、地元の超優秀な漫画家の本ぐらいばば〜ん… 続きを読む »

コレラの時代の愛

「百年の孤独」まさかの一気読みの夜から17年。ガルシア=マルケスに、また酷い目にあわされました。 ラスト50ページ、おっさん不覚にも泣きながら読むしかない釘付け状態っす。 読了から20分ばかり、思い出してはぐっと涙が出る… 続きを読む »

スタートレック

ジェイムス・ブリッシュが書いたノベライズ版を古本屋で一括購入。 チクチク読んでいる。最近の娯楽。

霊の発見

五木寛之と鎌田東二の対談。霊というよりも霊性についての対談ってことでいいんだろうか。あまりにつらつらと続くので、流れに飲まれることもなく、却って「大人になっても浅学非才というのはいかんなぁ」と、漠然と反省しながら、つらつ… 続きを読む »

月の石

トンマーゾ・ランドルフィ 泉鏡花?とか思いながら、通勤電車の中でつるつると読んでしまう。 念のため、もう一度読んでおくべきか。他の作品も読んでみたい。

地を穿つ魔

ブライアン・ラムレイのタイタス・クロウもの。発表から三十年目の邦訳出版ってことで、とりあえずご祝儀買い。 基本的にはラヴクラフトさえあればいいので、この手のはどうでもいいんだが、とりあえず楽しんだ。 それにしても、巻末の… 続きを読む »

佐藤幹夫「ハンディキャップ論」

くそ。4章でぶちあげたいがための、長い前振り1〜3章か? さて、障害者解放って何だ?というのを探りに、久しぶりに住田さんの所に行こうと思って、準備と整理のつもりで読んだわけで、それはそれで役にはたったし、まあ、よかったん… 続きを読む »

島田裕巳『創価学会』

現世利益とセットになった信仰が、出身の村落共同体から都市に流入した層に受け入れられたというのは、非常に納得のいくハナシ。これが、戦後日本の戯画であるというのもそう。学会員の信仰には、エレガントさのかけらもない理由がよくわ… 続きを読む »

池田弥三郎『魚津だより』

ブックオフで池田弥三郎の富山ネタ本を拾うなんて……。と思いながらレジへ。 今、読んでます。言葉の運びが、なんだか素敵ですよ。 っていうか、おい、キーワードになってんのか!すげえ。はてな、おそるべし。

セックスボランティア

人は石ころではなく、心を持ち、心の根源と動物としての欲望は、深く結びついている。 人は、石ころではないけれども、石ころの種類を、いろいろ選別して効率を求める社会を形成する動物である以上、この手のジレンマには簡単に陥る約束… 続きを読む »

五輪の身体

座右のゲーテ、とかやってる場合か齋藤孝!身体論系の攻撃はどうした!とか思っていたら、本、出てました。 齋藤孝が、室伏広治、山本博、浜口京子、塚原直也、野村忠弘、中西真知子と、結構なアスリートと、その身体感覚をお題に対談し… 続きを読む »

一橋文哉『オウム帝国の正体』

社会の裏にはヤクザ、政治家、宗教団体があり、その合い言葉は金。というのが、最もわかりやすい構図であること。 警察も組織であり、捜査の現場は末端の構成員が行っている事。末端の点と点を結ぶのは、末端の仕事には含まれないので、… 続きを読む »

桂米朝『落語と私』

芸人はどんなにえらくなっても、つまりは遊民(何の仕事もしないで暮らしている人)なのです。世の中の余裕 ー おあまりで生きているものです。ことに落語というものは、「人を馬鹿ににした芸」なのですから、洒落が生命なのです。 落… 続きを読む »

横道

用事で、丸山健二『銀の兜の夜』を読んでいる。日本人の作家の小説はとても久しぶり。余裕無く穿っていくような文が心地よい。などと思いながら、つい、転がっていた『捜神記』に手を出して、激しく寄り道。今日で読み終える筈だったのに… 続きを読む »

拷問者の影

ジーン・ウルフ、新しい太陽の書1巻。 長いのが読みたかったけど、本屋で食指動くものが無く、本棚から引っ張り出す。 読み返すのは10数年ぶりだが、すっかり忘れていて、読んでも読んでも、何も思い出せない。珍しい。 いまひとつ… 続きを読む »

ペレアスとメリザンド

昨夜、フランス語の語彙を増やそうと思い立ち、岩波文庫版のフランス語の方を、辞書引きながら、えっちらおっちら。 しかし、なんでドイツ語だと思っていたんだろう。自分でも謎。 それにしても、ええハナシやなあ。