読書」タグアーカイブ

御宿かわせみを読む荒行の記録を発掘したので、ちょこちょこ整備していきます。

平岩弓枝の『御宿かわせみ』をまとまった量手に入れて、集中して読んだことがある。 ちょうどその頃、深川に住んでいたこともあって、なにかと読書が進んだ。 単行本に追いついて、やがてシリーズは明治維新後に息子、娘の世代を中心に… 続きを読む »

御宿かわせみ修行-世代交代が進んでいる様子

実は、7月末頃に現在の最新刊まで読み終えてしまっている。 「かわせみ」は連載開始当初の捕り物期を経て、形式の模索の中、時間の経過に耐えられず、否応無く大河小説になるという、恐るべき進行。 とりあえず、捕り物期と模索期の切… 続きを読む »

御宿かわせみ修行『佐助の牡丹』

『佐助の牡丹』。 「三日月紋の印籠」で、久しぶりに素晴らしい数行。畝源三郎の妻、千絵の暢気さを、千絵を見かけたるいの内心を、そのまま視点を遊離させて、地の文と東吾の語りで解説する。淀み無く、一気に寄り道させられて、 その… 続きを読む »

御宿かわせみ修行『八丁堀の湯屋』

16巻 「煙草屋小町」、いつになく登場人物の内心を利用し、ユーモラス。ラストも、絵がしっかり決まり、冒頭では、ずっと別の事に気を取られていて、全く意に介していなかったるいが、おきまりの焼きもちやき。とにかく、終始絵が鮮や… 続きを読む »

御宿かわせみ修行『二十六夜待の殺人』

11巻。 「虫の音」ここまでで最高の下げ!凄い!平岩弓枝先生!素晴らしい! 「さあ、おっしゃって下さいまし。どなたが、東吾様に鈴虫の声をお教えしたのか」 「それが……綱坂でね」 「どちらでございますって……」 「鬼女だよ… 続きを読む »

御宿かわせみ修行『一両二分の女』

8巻ぐらいから始まった、捕り物から少しずらしたハナシが、9巻ですっかり定着。非常に良い感じ。るいの悋気、東吾とるいの濡場での転換については、完全にパターンは解体。 濡場に関しては、やりかたひとつでかなり時間を稼げて、東吾… 続きを読む »